【コンパクトシティ】
- 笠井真人
- 2022年6月23日
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「都市の今後の形について昨今語られている 『コンパクトシティ』は、イギリスやドイツで 一般化された概念ですが、そこには成長という含意は ほとんどありません。むしろ、都市を脱成長のためにコンパクト化することが
意識されています。 『コンパクトシティにより成長のエンジンを作る』という、 政府の経済再生本部や経団連(日本経済団体連合会)の考え方は 非常に日本的な発想と思われます。」
小田切徳美;広井良典;大江正章;藤山浩.田園回帰がひらく未来農山村再生の最前線

(岩波ブックレット).株式会社岩波書店.
亀山市で『コンパクトシティ』が唱えられた時も、住宅開発が 北東部に拡がっていく中で、 ・中心部が衰退するのは困る。 ・今のまま住み続けてほしい。 という守りの政策でした。中心部を住みやすくする攻めの政策が 全くなかったので、市民からも無視され、相変わらず、北東部への 住宅開発が留まっていない。 亀山市にとって、『コンパクトシティ』は、 まさに成長の手段ではなかった。
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