【令和3年集落営農実態調査市町村別統計】
- 笠井真人
- 2022年7月12日
- 読了時間: 3分
私は、育った所は、ほとんどの家が、兼業農家ばかりの集落だった。 でも、私自身は、農業経験がないので、「ずぶの素人」。 私は、亀山市において、農業は極めて重要だ。なぜなら、 土地を守り、社会を守り、暮らしを守るからだ。 と言うわけで、「e-Stat」で、亀山市の集落営農の実態をいなべ市と 比較しながら、調査しましたので、特にいなべ市、亀山市で 誤りの指摘、ご意見のある方は、誠に申し訳ありませんが、 多くのコメントをお願いいたします。
まず基礎的データとして、いなべ市と亀山市の集積面積を掲示。 農地の「集積」とは、農地を所有し、又は借り入れること等により、 利用する農地面積を拡大することをいいます。
いなべ市 農家数 701戸 集積面積 404ha(0.576ha/戸) ・経営耕地面積 376 (0.536 ) ・農作業受託面積 28 (0.040 )
亀山市 農家数 533戸 集積面積 153ha(0.287ha/戸) ・経営耕地面積 70 (0.131 ) ・農作業受託面積 83 (0.156 )
①数はいなべ市「26」に対して、亀山市「10」と少ない。 ※.以下はこれを分母にした統計。 ②組織形態はいなべ市は農事組合法人12、会社1、非法人13。 亀山市は会社1、非法人9と法人化ができていない。 ③いなべ市は平成16年~20年17に対し、 亀山市は平成元年~5年4と早くから始めた。 ④いなべ市は「経営所得安定対策」に全集落営農が 加入しているが、亀山市は加入4、未加入6。 ⑤いなべ市は中心経営体としての位置付け22に対して、亀山市は 一つでけ。 ⑥構成農家数別集落営農数の中心が、いなべ市は30~39に対して 亀山市は50~99と多い傾向。 ⑦集落内の総農家数に占める構成農家数の割合がいなべ市は 50%未満が18と半数以上なのに対して、亀山市は60%~100% の範囲で分散。 ⑧主たる従事者数は、いなべ市は4人が15、5人以上が7に対して、 亀山市では0人が5、1人が4。 ⑨いなべ市、亀山市ともに経営耕地面積+農作業受託面積は、 5ha未満~50haに分散。 亀山市は5ha未満~20haに、 ・経営耕地面積 ・農作業受託面積 ともに同様に分散しているのに対して、いなべ市は ・農作業受託面積が5ha未満が25と小規模に集中。 ⑩集落営農の集落内の総耕地面積に占める割合が、いなべ市は 50%未満が19と集中し、農作業受託面積を農業集落数で割ると 1.1ha/集落。対して、亀山市は 50%未満5、50%~60%2、60%~70%2、100%1比較的分散。 結果、8.3ha/集落と規模が大きい。 ⑪いなべ市、亀山市ともに集落内の総耕地面積に「田」が 占める割合は70%以上と多く、「畑」の占める割合が20%以下が 多い。特に亀山市は10%未満7に集中。 ⑫活動内容がいなべ市の全26が、 「トラクター・田植え機・コンバインの共同所有・共同利用」、 「農家の出役により、共同で農作業」をしているに対して、 亀山市は、4でしかない。 反面、「防除・収穫等の農作業受託」は全10と多い。
私の意見としては、亀山市は、集落営農は進んでいるようだが、 「トラクター・田植え機・コンバインの共同所有・共同利用」が、 進んでいない。規模に応じた適切がされているか確認が必要。 今後の課題は、 ・集落営農が進んでいることが、若者・他所者の参入を 阻害していなか ・「トラクター・田植え機・コンバインの共同所有・共同利用」の 制度が新規参入にも開放されていないと、高齢化する 農業従事者の後継が難しくしていないか 集落営農実態調査 確報 令和3年集落営農実態調査市町村別統計 三重県 年次 2021年 | ファイル | 統計データを探す | 政府統計の総合窓口 (e-stat.go.jp)
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