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【若者が地方から逃げ出す本当の理由】

  • 執筆者の写真: 笠井真人
    笠井真人
  • 2022年7月2日
  • 読了時間: 2分

街の居住満足度を構成する因子は8つあり、その中で

「親しみやすさ」因子が最も影響が大きいと言われている。

この「親しみやすさ」とは、地域のお祭りで見知らぬ子がいても、

「どこの子❓」と詮索せずに、受け入れる、気軽さのこと。

 政令市の「親しみやすさ」を1とした場合、中核市では-0.22、

その他の市では-1.80、町村で-1.62と、政令市以外の評価が

極端に低い。

 私が小学生~高校生まで暮らした町では、私の親、祖父母だけ

でなく、父の「はとこ」に至る、私が知らない親戚関係まで、

近所の人が知っていた。

それに対して、「たまに見かける、住んでいる場所も知っているが

名前は知らない」といった方が「親しみやすさ」につながる。

 13年前から、人口5万人の地方の小都市である、亀山市北東部の

団地に住んでいるが、ちょうど、そういう感じ。亀山市では、人口は

増えていないのに、世帯数が増え、小学生が北東部の新しい町で

増えていることから、若い子連れ世帯が、集まっていることを

示している。

 暮らしやすさには、生活利便性や交通利便性も、必要であるが、

亀山市に住んでいれば、どうせ車で移動するしかなく、どこに

住んでも大差ない。また、これは社会資本の格差であり。

全ての地域で差を埋めていくことは現実的ではない。

 暮らしやすさの大きな要素に、幸福度がある。しかしながら、

家族関係や階層意識などの個々人の内的なもので、外的な要因では

「親しみやすさ」くらいしかない。

 亀山市でも新しい町では「親しみやすさ」が実現できているが、

中心街でも、「住める環境」を整えれば、元々、生活利便性は

整っているので、人が集まってくるように、思ってしまう。

しかしながら、「たまに見かける、住んでいる場所も知っているが

名前は知らない」といった「親しみやすさ」の視点が欠けると

人は集まっては来ない。

 
 
 

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