【EVシフトと自動運転】
- 笠井真人
- 2022年6月24日
- 読了時間: 2分
①トヨタ系自動車部品メーカーの豊田自動織機が亀山市に EV専用テストコースを新設(18年3月竣工)。 ②出遅れ感のあるトヨタ、マツダ、スズキ及び豊田自動織機 始め、部品メーカー一体の「ALL JAPAN」を組んで取り戻しに かかっている。 ことを投稿した。 この段階での私のEVに関する知識は ・環境対策(中国、欧州) ・ガソリンスタンド未整備対策(中国) というイメージで日本のカーメーカーのEVは欧州・中国対策 かなぁ~と思っていた。もちろん、それもあるのだけれど 最新(18/4)の本「EVシフト・100年に一度の大転換」によると そんな次元ではない。 駆動力にエンジンを使うと、その制御に相当の技術が必要と 言われている。また、構造上、制御困難なタイムラグもある。 それ以外の自動車全体の制御にも最近の自動車は多くの電気を使う。 一方、EVに使われる電気モーターの制御は簡単で タイムラグもない。それ以外の制御に使う電気も リチウム・イオンバッテリーを介して豊富にある。 このことは「自動運転」にはEVが圧倒的に向いているを示している。 先見性が高いカーメーカーはもちろん、コンピューターのメーカーも市場を求めてEVに参入している。 「EVになったら、自動運転にしやすい」という時代ではなく、 「自動運転にするためにEVにする」時代になっている。
「これから始まる自動運転社会はどうなる!?」は、 日本の自動運転は比較的導入が簡単な高速道路優先では無く、 日々の移動に困っている高齢者、障害者の移動手段の確保と して、地域限定・低速(40~45km/h)とすることで無人自動運転 の普及を早めようとしている。 すでに技術的には目処もあり、2020年代には可能では ないかと言われている。 また、この技術はバス・タクシー運転手不足にも対応する。
亀山市のEV専用テストコースがこういう社会に貢献する 目的で開発される無人自動運転のテストコースになり、 それが亀山市民にとっても自慢になるのも、 そう遠くないかもしれない。
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