【EVに走行距離課税❓】
- 笠井真人
- 2022年12月1日
- 読了時間: 1分
自動車のかかるかかる税金の種類を「購入・新規登録時」、 「保有期間中(毎年)」、「車検時」のそれぞれについてまとめると、
【購入・新規登録時】 ・自動車税・軽自動車税(環境性能割) ・自動車重量税 ・消費税
【保有期間中(毎年)】 ・自動車税・軽自動車税(種別割)
【車検時】 ・自動車重量税
これに加え、ガソリンを入れれば、ガソリン税がかかり、 さらに消費税がかかる。 ガソリン税はもともとは「道路特定財源」で、使い道が道路の 整備・補修の目的に限定されていた。そのままであれば、 ガソリンを使わない電気自動車も、道路の整備・補修は 必要なので、何らかの、走行距離に見合った、税が必要との 理屈は通る。 ところが、ガソリン税は、2009年に「一般財源」になり、 この理屈が、使えず、単に一つの税の減収を補う手段として、 走行距離課税が考えられたのだろう。そのために、 特に新たな税には、絶対必要な、理屈がない。 また、これから、電気自動車を「爆発的に普及」させようとする、 この時期に、電気自動車をターゲットに新税適用が妥当ではない。
但し、電気自動車が普及し、6割に達し、7割に向かい、 ガソリン車が少数になっていけば、差別感が生まれる。 その時に、動力にかかわらず、自動車全体を対象に、必要な、 税金を考えれば良い。
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