【人生100年時代に重要な「働きながら学ぶ」教育】
- 笠井真人
- 2022年6月24日
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ここで重要な学習とは「学校教育」を、人々の生涯にわたって、 分散させようという理念で「リカレント教育」と呼ばれている。 「リカレント教育」の本来の意味は義務教育終了後、教育と就労を 交互に繰り返すことだが、日本では長期雇用の慣行から、 働きながら学ぶ場合や学校以外での学びを含む言葉として 使われている。 ・人生100年時代になり寿命が伸びる=働く期間が伸びる。 ・テクノロジー/時代の進化で仕事に求められるスキルが変わる。 ことから、学校を卒業後、一生働き続けるモデルは通用しなくなり、 スキルを身につけ、向上させる必要にもなると予想されている。 企業も、経営環境やビジネスモデルの変化に応じて、 従業員に求めるスキル・知識も変化するので、そうした変化に 対応する人材を確保する必要がある。 海外であれば人を入れ替えることで対応できるが、日本では難しく、 また、企業としても会社の文化や風土、歴史を踏まえた従業員が、スキル・知識を向上し続け、長期に渡って企業に貢献してくれることも 望んでおり、リカレント教育を推奨している。 これは、従来の経験を重視した終身雇用と同じように聞こえるが、 一旦、休業したり、休業しないまでも、外部で相当の時間をかけて 学習するところが従来とは違う。 日本では諸外国と比較して、質の良いリカレント教育が 少ないと言われているが、それでも、 ・資格講座や語学スクール、近年ではプログラミングやデザイン、 Webマーケティング、AIといった教育サービス。 ・大学院や大学での市民講座 ・亀山市でやっている 「かめやま人(びと)キャンパスのような各種養成講座。 もある。 亀山市の新しい図書館でも、新しい、ビジネスニーズにも 対応できる講座も開いてもらえるかなぁ~。 一番必要なのは地方行政に必要な知識だったりして...。 注.有給教育訓練休暇 教育訓練を受ける目的で、有給で「一定期間職場を離れる権利」 を認める休暇制度、国際労働機関(ILO)は1974年の第59回総会で、 この制度を労働者の権利として認めるべきだとする勧告を 採択している。しかしながら、日本は批准していない。


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